「角川スニーカー文庫」から刊行された吉岡平の伝奇アクション小説「妖世紀水滸伝」シリーズを約50分のOVA化。
法や秩序も無くなり、廃墟と化した東京。そこは強大な力を持つ暴力団・蛟龍会が支配する混沌の魔都だった。そんな東京の新宿に行方不明の妹・清美を捜して一人の男=須賀尊輝がやってくる。尊輝の前に現われたのは、彼に興味を持つニューハーフの間宮美幸、元は傭兵で尊輝と意気投合する男・羽村良、羽村の知り合いで警視正の青年・栗原孝行、教会で孤児の面倒を見る老牧師のマイク・オーエン神父とシスターの木村冴子……。一癖も二癖もある彼ら5人は水滸伝の英傑たちの生まれ変わりであり、尊輝もまたそのリーダーである天魁星・呼保義宋江が前世だった。オーエン神父の教会に立ち退きを強いる蛟龍会。これに挑む尊輝たちだが、敵の背後にいる邪悪な徐播仇とは……。